…好きか?

「何回もLINEも電話もしたのに
 まったく繋がらないから
 何かあったのかと思っただろ!」


「・・・あ」



そういえば思い出した。

いろんな事がバタバタしてて
お母さんからの電話のあとからずっと
電源切っていて開いてなかったんだ。



「心配掛けてごめん…」


「…風邪ひいてるの?」



さっきまで驚いていたのとは一変。
急に心配そうな表情で
アタシの額に掌を当てた。



「ちょっと熱い…
 熱あるんじゃないのか?」


「平気、平気」



それより会長さんに
引っ越しの事
ちゃんと話さないと…
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