…好きか?

ずっと、ずーっと
アンタの事ばっか頭から離れなくて
いつも思い出すのは
やっぱりゼンの事で
どうしよもうなくアタシ…



「大好きなんだよ…」



心友とか超えて
好きなんだよ…



「アホ…
やっと聞けた…」



遠回りしたけど
自分の気持ちに素直に向き合った時
答えなんて1つしかなかったんだ…



「なぁ…イチカ」


「ん…?」



抱きしめたまま
ゼンはアタシに問い掛けた。



「俺と
結婚…しないか?」



あまりに唐突すぎて
とんでもない爆弾発言に
アタシは抱きしめられたまま
硬直してしまった。



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