…好きか?

「それは僕からも
 お願いしたい」



ゼンに向かい
頭を下げるお父さん。

それを見たゼンも
深々とお辞儀をし…



「もちろんです。
 こちらこそ宜しくお願いします」



しっかりと応えていた。



なんだか結婚の挨拶みたいで
若干焦るけど…

ココに残る許可をもらえた事
ゼンには本当に感謝している。


気持ちに向き合うまでに
まわりを傷つけたり
遠回りもして
時間が掛かってしまったけど
自分の想いに素直になれた事
誰が1番好きなのか
気付く事が出来て良かった。

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