…好きか?
そんな他愛もない話で盛り上がっていると。
(若干、盛り上がっていない気もするけど)
「ふっざけんなよ!!」
廊下から男の大声と
殴ったような音が聞こえてきた。
野次馬達が集まっていく。
「何事?」
「さぁ?喧嘩でもしてんじゃね?」
ココの男達
誰も動かないって言うね。
男だけの喧嘩なら
放っておいても良かったけど…
「きゃぁ!」
「ちょっと!やめなよッ」
女子の声まで聞こえてくる始末。
「…さすがに見過ごせないか」
食べ終わったゴミをまとめながら
アタシは立ち上がった。