出会いは突然、電車にて。
さすがにお金を助けるのは重い気がして服を毎月、渡すことにした。


とにかくバイトを見つけないとダメなんだけど、どっか無いかな。


あっ、快斗の働いてるカフェで働いてみようかな。

店長さんは許してくれるかわかんないけど行ってみよう。


学校が終わり家に帰ろうと思っていたけど快斗の学校の駅で電車を降りた。


この間の文化祭の時に歩いたところを思い出しながら歩く。


なんとか学校にたどり着くことができた。


なんとかって言っても駅から学校は近くて5分くらいで着いたんだけど。



快斗、もう帰っちゃったかな。


一応LINEを入れてみる。
《快斗、もう学校でちゃった?》


するとほんの数秒で既読が付く。

《いや、進学の相談してたから今から出るとこ。
どうした?》


《それなら、もうすぐ分かる。》


わざわざいう必要もないと思って携帯をカバンの中に閉まる。
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