出会いは突然、電車にて。
ベッドに行くと、快斗はもうすっかり寝ていた。


「相変わらず、イケメンな面しやがって。」

顔を覗き込もうとすると、快斗にベッドに引き込まれる。


「うわっ!」


「誰にそんな口聞いてんだ。」


「チャラ男なイケメンくん。
ってか起きてたんだ。」


「チャラ男じゃねーし、おやすみー。」


3分ほど待つと本当に寝息が聞こえて寝ちゃったみたい。
私を抱きしめたまま。

もう、こう何年も過ごすと何しても恥ずかしさはない。


まだ、こういうことされると嬉しいけど。


明日のデートを頭の中で思い浮かべながら眠りにつく。

< 143 / 159 >

この作品をシェア

pagetop