出会いは突然、電車にて。
「どこ行くのー?」
この質問するの今日、何回目なんだろう。
「んー、言わなーい。」
何度聞いてもこの返答。
快斗が行き先隠すなんて初めてかもしれない。
ガタンゴトン
「すごいよね、私たち。」
「なにが?」
「だって違う学校だったんだよ?
運命だったのかなー。」
「運命だったんじゃね。
別に運命でも運命じゃなくても今こうして杏奈の隣にいれてるんだからそれでいいの。」
「そーだね。
それに、5年も続いてるのは運命でも何物でもない、
私たちがお互い好きだから続いてるんだもんね。」
快斗のほうをみると頬を紅潮させていた。
「分かったから、それを電車の中で、それなりに大きな声で言うのは控えてくれるかな。」
「あっ、ごめんなさい!」
思わず敬語にして周囲の人と快斗に謝る。
この質問するの今日、何回目なんだろう。
「んー、言わなーい。」
何度聞いてもこの返答。
快斗が行き先隠すなんて初めてかもしれない。
ガタンゴトン
「すごいよね、私たち。」
「なにが?」
「だって違う学校だったんだよ?
運命だったのかなー。」
「運命だったんじゃね。
別に運命でも運命じゃなくても今こうして杏奈の隣にいれてるんだからそれでいいの。」
「そーだね。
それに、5年も続いてるのは運命でも何物でもない、
私たちがお互い好きだから続いてるんだもんね。」
快斗のほうをみると頬を紅潮させていた。
「分かったから、それを電車の中で、それなりに大きな声で言うのは控えてくれるかな。」
「あっ、ごめんなさい!」
思わず敬語にして周囲の人と快斗に謝る。