出会いは突然、電車にて。
翌朝...。


《文化祭の準備があるから明日から2週間は大丈夫。》

と快斗に連絡すると

《いいよ、大丈夫。
杏奈に合わせるから電車の時刻送って。》

といって、結局合わせてもらうことになった。


本当に申し訳ない。

いつも快斗には助けられてばかりで頭が上がらない。


ピー
ガシャン

「おはよ、杏奈。」

「おはよ、快斗。
本当にごめんね。大丈夫?」

そう、快斗と顔を合わせてしっかり謝る。


「そんなの大丈夫だって。
俺を誰だと思ってるんだよ。」


そういわれて固まる。

誰だと思ってんだよって。


「チャラ男?」


「おい。」


「「プハッ」」


二人して吹き出す。


最近はこんなのが日常会話になってきた。


タメ語で話すようになってからすごく距離が近くなった気がする。
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