ルミナスの当主の秘密

＊
『ふぅ、終わった』



外を見ると外は暗くなり始めていた。



魔法を使わずに片付けたためかなり時間がかかってしまった。



『良し、後は明日の準備だ』



明日の授業って何だっけ？確かリビングの前の連絡ボードに書いてあったはず。



見てこよ！



私が下に降りると夕食の準備をしていた



『あ、怜！丁度よかった、夕食出来たから今呼びに行こうと思ったの』



どうやら私以外みんな揃っているようだった



『ごめんね！待たせちゃって。それに夕食も作ってくれて』



『ん？いいよ、今日うちらが当番だったから。ねー』



『なー』と言いながら革も返事をしていた。



ラブラブ〜



『みんな揃った事だし、食べよっか？』



美咲の一言でみんな席に着いた。



私の席は琥珀の隣で､目の前が美咲、その隣が革だ。



『いただきまーす』



わー、美味しそう！



今日のメニューは､ハンバーグにご飯とサラダ。そして、デザートは、ヨーグルト！



どれも美味しそう！！



『んー！美味しい！』



食べてみるとやっぱり美味しい！



『ありがとう､2人で頑張って作ったのよー』



『なー』



その後も2人のラブラブが続き私と琥珀の2人は無言で食事を終えた。




歯磨きを終え、特にやる事の無い私は自分の部屋でぼーっとしていた。



『あ､明日の授業確認してない』



そう思って急いで下に降りた。



リビングには琥珀も私と同じように連絡ボードを見ていた。



『よう、怜も明日の授業を確認しに来たのか？』



『うん、琥珀も？』



『ああ』



ここで会話終了･･･



『ハァ』



思わずため息が出た。



『お前さ、』



『えっ、な、何？？』



急に話しかけてきたから驚いた。



『別に俺に話しかけるの遠慮しなくていいから』



ありゃま、バレてましたか



『えへへー、ごめん、ごめん、琥珀さ･ま･！』



『様は、いらねぇよ』



『えー？クラスのみんなそう呼んでたよー』



『はぁ、琥珀でいいから』



『あはは、冗談だよ！様付けする気ないから逆に､改めてよろしくー琥珀！！』



『ああ』



そう言ってスタスタ上に行った。



『あ、おやすみー！』



こっちをちらっと見て笑いながら『おやすみ』と言って上に行った。