ルミナスの当主の秘密
マジックディーン学園は、S、A、Bクラスに分かれていて、特別生徒はSクラスの中のトップ。


私は、急いでSクラスに向かった。



『ふー、間に合ったー!』



『この、バカ!朝から何も言わずにどこに行ってたんだ!』



そう言って来たのは琥珀。



『怜!!もう、どこに行ってたの!心配してたんだからね!』



『ごめんね、ちょっと家に帰ってて』



『帰るなら、せめて何か一言、言え』



『ごめん』



『ったく心配させやがって』



ほんとに心配したようで凄く安心した顔をしていた。



『みんな心配してたんだ、怜もちゃんと何か言ってくれよな。俺達は”仲間”なんだから!』



『革の言う通りよ、怜!』



『ありがとう、2人とも!』


精一杯の笑顔で答えると3人揃って顔を赤らめた



琥珀何て顔を背けたし



一体何故顔を背けるのか・・・謎である。



『よーし、お前ら揃ってるな、今から闘技場に移動してもらう』


どこからとも無く表れた先生。


あ、もう1時間目のチャイムが鳴ったんだ!


1時間目の授業何やるんだろー!楽しみ!


















『今日お前達には使い魔を召喚してもらう』



『・・・はぁ?』



『どうしたの?怜。何か心配事?大丈夫よ、怜なら神級を召喚するわよ』



使い魔は、神級、上級、中級、初級と分かれている



『よし、ペアになってそれぞれで魔法陣をつくって召喚してもらう。No.1はNo.2と、No.3はNo.4と。このようにペアを組んでいけ、では始め!』



私は、琥珀とペアかー




琥珀となら安心だな、何たってNo.2だしー




『俺からやってもいいか?』



『ん?いいよー!』



琥珀はスラスラっと魔法陣を書いていった



手慣れているような速さだった。




『書くの早いね、慣れてるの?』


『ん?ああ。よし、できた。じゃあ、やるか。』



『頑張れー、ついて行こうか?』


『いらねぇよ、”ウィンドガルムを治める精霊よ、我が魔力を糧とし我、白金 琥珀をウィンドガルムへと導きたまえ!”』


その途端魔法陣が白く光出した



あ、ウィンドガルムというのは使い魔達のいる世界の事。



ちなみにどうやって使い魔が選ばれるかというと魔法陣に注いだ魔力の量によってその人にあう使い魔が現れる。



でも、その使い魔が自分の主や契約者だと思わないと契約出来ない、つまり使い魔が認めなければ契約は出来ないから何らかの方法で相手に認めてもらうしかないってこと。



でも、会っただけで契約者だと認める者もいるし戦う場合もある。



それは人それぞれかな?あ、人じゃなくて使い魔だった



っと、長々と話している間に琥珀は魔法陣の中に行っちゃってた。



まぁ、琥珀なら大丈夫か





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