ルミナスの当主の秘密
『ーろ!おきろ!怜!』



『あ、琥珀起こしてくれたんだ。ありがと・・・え!?』




何をこんなに驚いているのかって?



だって、私・・・私!




琥珀の肩に頭を乗せて寝ちゃってたんだもん!





『・・・私が寝てからどれくらい経ってる?』




『せいぜい三十分って所だ』




三十分も肩に寄りかかってたの!?




『ごめん!!重くなかった!?いや、重いと思うけどさ!』





『別に』





そのまま、プイッとそっぽを向いてしまった




重すぎて怒ってるのかも・・・





『ほ、ほんとにごめんね?』




『なんで疑問形なんだよ』




『・・・』



『はぁ、早く革達の所行けよ。心配だったんだろ』




じゃあ、お言葉に甘えて・・・




私は、観覧席を飛び降りて美咲達の所に向かった




『お疲れ!美咲、遅かったね。何かあったの?革もおかえりー』




『あったなんてもんじゃないわよ、もう大変だったんだから!』




一体何が・・・?






< 26 / 33 >

この作品をシェア

pagetop