ルミナスの当主の秘密
まぁ、確かにスノー・バードは、真っ直ぐに行くだけ。
’普通の鳥'ならね、私のは違う!



『”スノー・バード!!琥珀を捕まえろー!”』



その途端、琥珀がスノー・バードを避けたのにまた、琥珀の元に戻ってきた。




『は!?嘘だろ!』





そんな声が聞こえるけどお構いなし♪





ひどいかもしれないけど、ルミナスの当主として負ける訳には行かないの!






その途端、大きな音と共にスノー・バードは琥珀にを捕まえた。







琥珀を見ると、どうやらスノー・バードの尻尾が巻かれており、尻尾の周りは凍っていた。





杖も脚下に落ちてるけど凍っているために拾えないようで悔しそうな顔をしていた。





ごめんね?私手加減は、するけど負ける様な事はしないから。




『白金 琥珀が戦闘不能のため、勝者は栗原 怜。また、栗原 怜には特別生徒の称号を渡す。今回の戦いは、これまでだ!』



『『『『イィィィィヤァー!』』』』



審判の言葉と共に女子の悲鳴うるさいな。あ、スノー・バードを消さないと



『スノー・バード戻れ。お疲れ様』



私の一言でスノー・バードは、消えた。



時間は3分弱。



んー、まずまずかな?



『『『怜ちゃーん!お疲れ様!戦ってる所可愛かったよー!』』』




男子は、私に話してるようだけど、可愛い?誰に言ってるの?





あ、琥珀に可愛いって言ってるのか。でも、琥珀の戦ってる姿、可愛いか?




『琥珀、おつかれー。お前が負けるとこ始めて見た!』




『うるさい、革(アラタ)。さっさとこの氷溶かしてくれ』




喋りながら降りてきた男の子、革って言うんだー。





革も琥珀と同じようにどこかで見たことある気がするな〜



『れーいー!おつかれ!すごいじゃない!琥珀を倒すなんて!これで私と同じく特別生徒ね!やったー!』


美咲は、嬉しそうに私に語っていた。




まぁ、当然の結果でしょ?ここで負けたら私、当主になんかなれないからね!


『おー!美咲!!』



『革ー!』



すると2人は、人目を気にすることなく目の前でキス。



え、えぇー!!革と美咲って付き合ってたのー?



まぁ、確かにお似合いな2人だな、うんうん




『おい、革。さっさと氷溶かしてくれないか?』



とても、不機嫌な声で言う琥珀にちょっと笑っていると



『怜、お前強いな。俺、この学園に入って始めて負けた。でも、次は負けない。もう一度いつか戦えよ!』



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