ヒミツの通り道。
涙色の心



あれからちょうど1週間。



最初のほうは湊を避けてたあたしも、気まずいままはやっぱり嫌だから、頑張って話すようにしている。




「おはよーう」



「あまね!おはよ。」



湊も普段通りに話してくれている。


それがせめてもの救いだ。



「ねえ、あまね。

やっぱり俺、なんであの時あまねが「湊って友達いんの?」」



……それでもやっぱり、あの時のことを聞かれそうになると、反射的に話を逸らしてしまう。




< 147 / 350 >

この作品をシェア

pagetop