ヒミツの通り道。



だったら、追いかければいい。




地獄の果てまでも追って追って追って、




捕まえてやる。




「…わかったわ。

よく聞いてください。」





俺は眠っているあまねの小さな手をギュッと握ってから、


静かに耳をかたむけた。






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