ヒミツの通り道。
微笑みという名の涙
………。
なんだろう。この空気………。
「あ、あのそれで、どうしてあなたがここにいるんでしょうか。」
「初めまして。
あなたが海音をここまで育ててくださった方ですね。
私はこの子の実の母親の奈緒美と申します。」
さっきまでの勉強会が中止され、レオン君と愛美ちゃんは帰っていった。
お母さんは、あたしの実母が訪問しに来たと伝えたら急遽こっちに飛んできてくれた。