ヒミツの通り道。
なんたってずっと憧れてたJKになるんだから!
そして全てが完璧な優しい紳士と、街角でばったりぶつかってそこから禁断の恋が………。
「姉ちゃん、絶対にありえない出会いを妄想したい気持ちはわからないけど、
時間、やばいんじゃないの?」
「何言ってるんだっ!
今に見てなさい。絶対にイケメンな彼氏を連れてきてやる………って、
時間やばくねえかっ!!!!!」
「ほら言わんこっちゃない。」
くっ!
悔しいがここは奴の方が正論だ。
「幸はっ?!
支度しなくていいのっ?!」
人のことを心配して自分も遅れるようじゃあ、シャレになんないぜ。
「俺、始業式来週。」
………………。