お見合い相手は、アノ声を知る人
立ったまま跡の付いてた辺りを手で隠し、彼を睨むとアチャ…という顔をして見せる。
反対に会長は大きく盛り上がるように笑みを浮かべてーーー
「よくぞやった!」
「…へ?」
大きな声で彼を褒めた。
振り返った私は、そう言ったきりフリーズ。
週が明けてもお見合いは断れるどころか、どうも間違って次へのステップに進んだように思う。
(おのれ、小早川一路め~~)
頭の中が混乱して時代錯誤な言葉が浮かぶ。
絶対に末代まで祟ってやるんだから…と、お腹の中に怒りが湧いた。
反対に会長は大きく盛り上がるように笑みを浮かべてーーー
「よくぞやった!」
「…へ?」
大きな声で彼を褒めた。
振り返った私は、そう言ったきりフリーズ。
週が明けてもお見合いは断れるどころか、どうも間違って次へのステップに進んだように思う。
(おのれ、小早川一路め~~)
頭の中が混乱して時代錯誤な言葉が浮かぶ。
絶対に末代まで祟ってやるんだから…と、お腹の中に怒りが湧いた。