お見合い相手は、アノ声を知る人
それでも自分の罪深さが消える気がしなくて、彼も自分自身も酷いと感じた。
涙が思ってた以上に溢れだして、彼が自分の背中を貸してやると言ってくれたんだ。
白いワイシャツを見てたら切なさが込み上げてきて、苦しさも悲しみも、全部その背中に吐き出した。
これまで泣きたくても我慢をしてきたから相当泣いたように思う。
疲れきって、でも、人の背中って温かいな…と感じたっけ。
(ひょっとして、そのまま凭れて眠っちゃったの?)
毎晩あまり眠れてなかったもんな…と納得し、それで、もしかしてまた部屋を確保してくれたのかな?と思った。
恐る恐る振り向くと、綺麗な寝顔のまま眠ってる彼は静かな寝息を立ててる。
顔を見てたら、きゅん…として、何をときめいてるんだ…と自分を制した。
(この人…どうしてこんなに優しいんだろ)
自分のご先祖がウチの先祖に感謝してるから?
それを伝え聞いてたからってオーバー過ぎない?
私が不倫をしてることも、その結果、相手の奥さんが流産したことも知ってたのにお見合いに乗って。
涙が思ってた以上に溢れだして、彼が自分の背中を貸してやると言ってくれたんだ。
白いワイシャツを見てたら切なさが込み上げてきて、苦しさも悲しみも、全部その背中に吐き出した。
これまで泣きたくても我慢をしてきたから相当泣いたように思う。
疲れきって、でも、人の背中って温かいな…と感じたっけ。
(ひょっとして、そのまま凭れて眠っちゃったの?)
毎晩あまり眠れてなかったもんな…と納得し、それで、もしかしてまた部屋を確保してくれたのかな?と思った。
恐る恐る振り向くと、綺麗な寝顔のまま眠ってる彼は静かな寝息を立ててる。
顔を見てたら、きゅん…として、何をときめいてるんだ…と自分を制した。
(この人…どうしてこんなに優しいんだろ)
自分のご先祖がウチの先祖に感謝してるから?
それを伝え聞いてたからってオーバー過ぎない?
私が不倫をしてることも、その結果、相手の奥さんが流産したことも知ってたのにお見合いに乗って。