お見合い相手は、アノ声を知る人
(どっちがこの人なの?)
首を捻りながらバスローブを羽織り、出てきた彼と交代してパウダールームに入った。
バスローブを脱ぐとぶつけた肘と腰の辺りが赤くなってて、今日はキスマークが付いてなくて良かった…と呟きながらシャワーを浴びる。
アメニティグッズのメイク落としを使った後は、洗顔フォームを泡立てて綺麗に顔を洗い流した。
身体や髪を洗いながら、この後、彼とどんな顔して向き合えばいいのか…と思う。
この間と同じく、もう実家には連絡が入ってるだろうし、この間の今日で、家族も確実に私達が付き合ってると思い込んでるだろう。
(あーあ、困ったなぁ)
付き合ってませんと言っても祖父や両親は信じそうにもないし、ムキになって否定をしたところで、照れるなと言われてお終いにされそうだ。
彼の口から否定して貰えればいいけど、あの人そんなこと言いそうにもないしな。
どうすればいいだろうと思いながらバスタブにお湯を張り、はぁー…と深い息を吐いた。
「……そう言えば、あの人の言ってた声って、エッチの時の声じゃなかったんだ…」
首を捻りながらバスローブを羽織り、出てきた彼と交代してパウダールームに入った。
バスローブを脱ぐとぶつけた肘と腰の辺りが赤くなってて、今日はキスマークが付いてなくて良かった…と呟きながらシャワーを浴びる。
アメニティグッズのメイク落としを使った後は、洗顔フォームを泡立てて綺麗に顔を洗い流した。
身体や髪を洗いながら、この後、彼とどんな顔して向き合えばいいのか…と思う。
この間と同じく、もう実家には連絡が入ってるだろうし、この間の今日で、家族も確実に私達が付き合ってると思い込んでるだろう。
(あーあ、困ったなぁ)
付き合ってませんと言っても祖父や両親は信じそうにもないし、ムキになって否定をしたところで、照れるなと言われてお終いにされそうだ。
彼の口から否定して貰えればいいけど、あの人そんなこと言いそうにもないしな。
どうすればいいだろうと思いながらバスタブにお湯を張り、はぁー…と深い息を吐いた。
「……そう言えば、あの人の言ってた声って、エッチの時の声じゃなかったんだ…」