お見合い相手は、アノ声を知る人
着替えを済ませると行きつけの美容院に電話した。
午後からなら空いてますよ…と言われ、カットとカラーをお願いします…と言って電話を切った。
「うん、ようやく新しく生き直せそう」
何だか今日は気分が明るい。
久し振りによく寝たせいかなぁ…と独り言を漏らす。
(もしかすると、隣に人が寝てた所為かも…)
早朝に目覚めた時、背中から腕が伸びててぎょっとした。
誰!?と振り向いて見たらお見合いをした相手で、ヤダーと焦ったけど、何となく振り解けなかった。
熟睡してる彼が幸せそうに眠ってて、その顔を見てたら何だか自分の心も満たされてくるように感じた。
ゆっくりともう一度寝たら部屋の中が明るくて、彼はいつの間にかベッドを抜け出して着替えてた。
「起きたか」と言う声が少しだけ優しく聞こえた。
それから歩み寄って来て、「頭痛は平気か?」と聞いたんだ。
その時の顔を思い出して、在ろう事か胸がキュッと締まった。
何をときめいたりしてる?と慌て、恋はもう要らないんだと思い出す。
午後からなら空いてますよ…と言われ、カットとカラーをお願いします…と言って電話を切った。
「うん、ようやく新しく生き直せそう」
何だか今日は気分が明るい。
久し振りによく寝たせいかなぁ…と独り言を漏らす。
(もしかすると、隣に人が寝てた所為かも…)
早朝に目覚めた時、背中から腕が伸びててぎょっとした。
誰!?と振り向いて見たらお見合いをした相手で、ヤダーと焦ったけど、何となく振り解けなかった。
熟睡してる彼が幸せそうに眠ってて、その顔を見てたら何だか自分の心も満たされてくるように感じた。
ゆっくりともう一度寝たら部屋の中が明るくて、彼はいつの間にかベッドを抜け出して着替えてた。
「起きたか」と言う声が少しだけ優しく聞こえた。
それから歩み寄って来て、「頭痛は平気か?」と聞いたんだ。
その時の顔を思い出して、在ろう事か胸がキュッと締まった。
何をときめいたりしてる?と慌て、恋はもう要らないんだと思い出す。