こんなの心臓もちません!
え?

今なんて言ったんだろう?

『結良ちゃん、誠也さんと仲良いみたいだけど、
誠也さんのことは好き?』

今度は誠也くん?

「えと、お兄ちゃんみたいな存在、かな……」

『あ、そうなんだ。
まあでも好きになっちゃうこともあるかもね』

なんか妙に推してくるな……。

「そう、かな?」

『うんうん!一回意識してみたらいいと思うよ。
じゃあ私そろそろご飯だから。
結良ちゃんと話せてよかった。
千紘くんにお大事にって伝えておいてくれる?」

「う、うん!じゃあまた」
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