こんなの心臓もちません!
「えーと……」

調べたら行けるかな?

と思っていると、

誠也くんが口を開きかけたのを遮るように千紘が声を出す。

「凛、お前一緒に行けよ。俺部活だし」

「え……あ、うん。じゃあ僕が行くよ」

凛はそう言って、ちらりと千紘と誠也くんを見やり

小さくため息。

「ありがとう、二人とも。じゃあ後でリスト渡すわね」

「ありがとうございます」

「わかった」

そうして朝食を食べ終えて部屋に戻り、

カバンを取って部屋を出ると

誠也くんも同時に出てきた。
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