こんなの心臓もちません!
これは……教えといた方がいいのかな。

「あの、凛?」

「うん?」

「ナンパってね、可愛い子にするものなんだよ」

まっすぐ凛を見ると、

凛は目をぱちくりとさせて『はー……』と大きなため息。

「……だから心配してるんだよ」

「え?」

「ううん、なんでもない。あ、ここがスーパーだよ」

いつのまにか到着していたスーパーは、

私が想像していたスーパーとはちょっと違って

外国の商品やらなにやらお高いものが並ぶ高級スーパー。

「こんなところに……」

「ちょっと道わかりにくいよね。とりあえず入ろっか」

「う、うんっ」
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