こんなの心臓もちません!
思わずため息。

「……んで?」

「え?」

「怪我は?掴まれたんだろ?」

怪我?

「な、ないけど」

「あっそ。けど腕赤くなってんぞ。
ちょっと来いよ」

そう言って階段を登っていく千紘に

私も慌てて追っていく。

っていうか腕のこと、私ちょっと隠してたのに。

千紘って意外とよく見てるんだな。

ちょっと見直したかも。

千紘の部屋に入らせてもらうと

これまた意外と綺麗。

ちゃんと整理整頓されてるし、

家具もシックでなんかおしゃれ。

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