流れ星に願いを込めて
リリィも迷子だと思っている少年は、リリィを心配して尋ねます


「私はそこには行けないわ…」

「そっか…」


少年は残念そうな顔をするが、すぐににっこり笑ってリリィに言いました


「お姉さんも、すぐに1人じゃなくなるよ!!ボクがお姉さんに会ったように、お姉さんを助けてくれる人がきっとすぐに来てくれるよ!!」


そう言って少年はヒーローの決めポーズみたいな恰好をしました


「お姉さんにもきっと、れっど助けに来てくれるよ!!」


そう言って、少年は消えていきました




後に残ったのは綺麗な満月だけでした

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