流れ星に願いを込めて
勢いよく走って、途中でUターンすると、勢いよくサエのもとに戻ってきました

彼女の所まで戻ってくると、リリィは息を切らせながら、途切れ途切れに言いました


「どう?結構速くない?」


そんなリリィを見て、彼女はクスリと笑いました


「全然ダメ。そんなの、小学生にも負けるわよ。だいたい、何の嫌がらせ?私は走る事が出来ないのに!」


そういう彼女を見て、リリィはニコリと笑って言いました


「それじゃあ、走れるように努力すれば良いのです」


< 27 / 51 >

この作品をシェア

pagetop