流れ星に願いを込めて
『しまった!!』


そう思った時には遅かったのです

リリィが見えていないのならば、気味が悪い話です

突然隣のブランコがひとりでに動き出したのですから

しかし、その心配はただの杞憂でした


「お姉さん、こんな時間にこんなところで1人でいたら危ないですよ」


どうやら彼にはリリィが見えているようです


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