流れ星に願いを込めて
その日はとても奇麗な満月の夜でした

リリィは今日も人間界にやってきます

長い黒髪を風になびかせ、華奢な足で大地を踏みます

静まり返った公園に降りたリリィは、そこには似つかない1人の少年に気が付いたのでした


その少年はずっと池を見つめていました

その少年に興味を持ったリリィは少年に近付いて行きました

どれだけ少年に近付いたって、妖精であるリリィを彼が見れるはずはありません

だからリリィはためらいなく少年に近付いて行ったのでした
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