流れ星に願いを込めて
顔をあげると、そこにはこの前出会ったポニーテールの少女が、耳に携帯電話をあてて立っていました

走ってきたのか、息が少し切れています


「やっといた…」


そういう彼女を見て彼は慌てて「お前走ってきたのか!?」と尋ねました


「今日、やっと医者からOKもらったの。もう走っていいって」


泣きそうな笑顔で彼女は彼に近づいて行きました

彼はビックリしすぎてか、放心状態で彼女を見つめていました


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