流れ星に願いを込めて
その夜は青白く冷たい光を放つ月の夜でした

その日リリィが降り立ったのは河原でした

そろそろ秋の夜も寒くなってきています

と言っても、リリィに寒さは感じないのですが……

そんなリリィが今日出会ったのは、1人の女の子でした

彼女は静かに頬に涙を流していました

制服のまま彼女は瞬きもせずに涙を流していました

そんな彼女にリリィはゆっくりと近づいて行きました


< 44 / 51 >

この作品をシェア

pagetop