流れ星に願いを込めて

「彼がいつも彼女を見ているのは知っていました。いつも仲良さそうに話している事も」


彼は自分以外の人を想っている

そう分かった時、彼女は苦しくてしょうがなかった

もう、この想いを忘れて、傷つかないためにも思いを伝えない方が良いのではないか

そう思い始めたころ、彼は悩むような表情をする事が多くなりました

よく観察していると、その原因はその彼女と彼の関係が少し上手くいっていない事にあるようでした

だから彼女はその時を狙って、告白する事にしたのでした

そんな事をする悪賢い自分に罰が当たってか、彼女は彼に振られた上に、数日後には彼らが元の様に仲直りしている姿を目にしなければなりませんでした