流れ星に願いを込めて
2人は上手くいっていなかったのではなく、彼女に少しやる事があったから、あまり一緒にいなかっただけなのでした

陸上部の彼女とサッカー部の彼は、部活が終わると2人で帰るようになりました

嫌でもその姿を見なくてはいけないのが辛くてしょうがない

彼女はそれに耐えられなくて、泣いていたのでした

忘れたいと思うほど、部活で彼の姿を追ってしまう

優しい彼は、告白する前と同じように彼女と接してくれていた

それが逆に辛くてしょうがない

彼女の心は押しつぶされそうで、苦しくてしょうがなかったのでした


その話を聞きながら、リリィの胸も痛くなった気がしました

本とは違ってリアルな彼女の気持ちに触れて、リリィは失恋の苦しさを知ったのでした


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