流れ星に願いを込めて
リリィが困惑していると、少年が先に口を開きました


「そうか、お姉さんも迷子なの?」


少年は1人で納得したようにそう言ったのでした


「ボクはね、タクヤっていうの」


少年が言った言葉の意味を理解して、リリィも自分の名前を口にしました


「わ、私はリリィというの」


ためらいながらもそう口にすると、少年はニコリと笑ってリリィのもとに走って来たのでした
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