あなたの為に、唄います
そしてタチが悪いのが南の子の8割がこの私達の通う二中に来るということ。北の子で私立に行かない子の7割は三中に行く。だから三中はどこか、落ち着いている。成績も三中の方が圧倒的にいいらしい。それと比べて二中は劣悪だ。
入学当初から北の子は問答無用で無視されたものだった。そこでずっと話してこなかったエリと仲良くなった。省かれ者同士、北同士で。
…三中という事は北の子なのか。
北の子同士のカップルは栄える。
下品な感じがせず、あくまでお付き合いです、
といったように。
私の考えを察したのかエリは
「北の子だよ。3番地だから、私達の7番地からはちょっと離れているかなあ。」
3番地は一番関わりのないところで、少し悲しかった。各番地には必ず何かがあるのだが、3番地はにも無い。
「ふーん。ありがと。」
そう言ってプリクラを返した後も、
春希君が頭から離れなかった。
入学当初から北の子は問答無用で無視されたものだった。そこでずっと話してこなかったエリと仲良くなった。省かれ者同士、北同士で。
…三中という事は北の子なのか。
北の子同士のカップルは栄える。
下品な感じがせず、あくまでお付き合いです、
といったように。
私の考えを察したのかエリは
「北の子だよ。3番地だから、私達の7番地からはちょっと離れているかなあ。」
3番地は一番関わりのないところで、少し悲しかった。各番地には必ず何かがあるのだが、3番地はにも無い。
「ふーん。ありがと。」
そう言ってプリクラを返した後も、
春希君が頭から離れなかった。