孤独姫


まさか
綺沙羅と舞里ちゃんが
知り合いだったなんてね


…どこで知り合ったのでしょうか


「……久しぶり」


どうやら
綺沙羅が電話に
出たようですね


「……会いたい?」


僕とのことを簡単に話して
簡潔に話を進めてくれている


「……またね」


と静かに
電話を切った


「綺沙羅はなんて?!」


「……明日、10時に駅前のカフェ」


「会えるんですね?!」


「よかったねー、しんやん」


「ゆっくり話して来いよ」


舞里ちゃんは
本当にすごい子ですね


僕が今まで悩んでいたことを
こんなに簡単に
解決に導いてくれるなんて


さすがは














僕らの姫ですね











慎哉said終






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