孤独姫



今日の朝からずっと
何かがおかしいのには
気がついてはいた



…それが何なのかも



昼頃になって
遥さんが下に降りてきて
今日の人数を確認してきた



それにより
疑惑が確信に変わった、、




そして、
その後幹部の皆さんが
下に降りてきた











“舞里がいなくなった”












朝から1回も見かけなかったから
もしかしたらとは思っていたが



まさか、な……



まだ寝ているものだと
思っていた




…いや、思いたかった






一通りの説明が終わると
総長は実家に向かっていた








俺たちは
総長が帰ってくるまで
何もできないのだろうか




「宗太」




後ろから廉夜に呼ばれ
振り返ると



全員が俺を見ていた…




「迷ってんじゃねぇーよ」



そう言って来たのは
燐夜だった





「僕らは宗太と同じ考えだよ」





ふっ、、、





だよな
迷うなんて俺らしくないか








「慎哉さん、僕らにも手伝わせてください」









 宗太said終




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