孤独姫
「それからは、関わるなって言われたけど、舞里に連絡をし続けたんだ」
そうしないと
なぜか、
もう舞里に会えない気がして
そして、
もしかしら、
帰ってきてくれるんじゃないか
なんていう期待もしてた
「そして春になって、舞里から連絡が来たんだ」
たった1通の
一言しか書かれてなかった
メールでも
私の心はすごく軽くなったんだ
「その後からは、そんなに多くはないけど連絡を取り合っていた」
メールはもちろん
電話をすることもあった
でも、
舞里と連絡が取れなかった時の間のことは
聞けなかった…
「それから数か月がたって慎くんに会ったんだ」
そんなに長い話ではなかったけど
皆は私の話を真剣に聞いてくれた
「これで私の話は終わりだよ」
「舞里ちゃんとそんなことがあったんですね」
あと、これは私の憶測なんだけど………
舞里には兄弟がいると思うんだ」
綺沙羅said終