孤独姫
6章
「----、ということでここに連れてきました」
廉夜の説明を聞くと
宗太たちに
部屋から出て行くように伝えた
そして、
じゅんが口を開いた
「俺たちは舞里を助けたい、そのために知っていることを教えてほしい」
「…私は、あなた達のことをよく知りません」
…確かにそうだ
まだ知り合って間もない
僕たちにすべて話せなんて
無理な相談ですよね…
「でも、今はあなた達に頼るしかないのも分かっています」
この人は本当に
僕たちの知らないことを
知っているのだろう
調べても出なかったこと
本人には聞けなかったこと
僕は本当にそう思ったんだ
慎哉said終