孤独姫


「舞里ちゃん、大丈夫かな-」


「大丈夫だろ」


俺たちは今、学校に向かっている
もう、昼前になるが
元々不良校の俺たちの学校は
一日のどこかで担任に顔さえ見せれば
その日は登校扱いになる
もちろん授業も出席となる

大体は朝顔出して
屋上か倉庫にいるが
今日は舞里が居たから
今日は10時ぐらいからの登校となった


「じゅん、舞里ちゃんが心配なのはわかりますが、俺たちも出席日数稼がないといけないんですからね」


「わぁーってる」


「ならいいんですよ」


テストに出ていれば進級はできるが
卒業を考えると
出席日数がごまかせない

…しょうがねーか


「それに、舞里ちゃんの方には、、、が一緒に居るんですから」


、、、が一緒なら大丈夫だろうが
俺も買い物一緒に行きたかったな…



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