孤独姫
楓雅について
話を聞いてからは
いつも通りの幹部室だった
遥が騒いだり
樹壱は部屋に行ったり
慎哉はパソコン
樹音は雑誌を読んでいる
少しこの部屋で過ごした後
私は、自分の部屋に戻った
そして今、
パソコンであることを調べている
…あの人のことだ
あの人が私のことをあきらめてくれれば
探しに来なければ
あの人が……いなくなれば
こんなことが私の頭の中にはある
考えてはいけない
思い出してはいけない
だが、忘れているわけにはいかない…
あの場所にしか
…私の居場所はないのだから
あそこにいつかは
帰らなければいけないことは分かってる
だけど、あと少し
少しだけでいいから、、私に時間をください
、、、、、、、、お父さん