孤独姫




樹壱は
2人を眠らせると
部屋に戻ってきた


「舞里ちゃん、昔話しようか」


「……慎哉が」


「僕のつまらない話だよ」


そこまで言うと
舞里ちゃんは
静かに聞いてくれる体制になった


嫌われるようなことは
ないだろうが
少し怖いな…


「あれはね、3年ぐらい前の話ーーーーーー」





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