* allergenic *
車の中で 清水課長はおかしな行動をしてくる。運転中にも関わらず 手を繋いでくるから…

どういう事?恥ずかしくて聞けないから、黙って俯くしかない私…

「クス///可愛いな、優那は…」

信号待ちで チラリとこっちを向き 爆弾を簡単に落とす人

私のマンションに着いて 清水課長にお礼をしようと思ったら

「駐車場はどこにある?」
と聞いてくる…

「あの?車止めるんですか?」

「ああ、俺だけ仕事して優那の分も片付けてくるよ。また帰りにこっちに寄るつもりだから、駐車場どこ?」

「駐車場は マンションの下に何台か停めれるスペースがあります。それより 私も会社に行きますよ…」

「嫌ダメだろ…優那は体調悪いから休んどけよ。帰りに何か買ってくるから それまで大人しくしてろ…わかったな。」

それだけ言って 玄関から出て行く清水課長

とりあえず 清水課長がいなくなったら 気分も何故か通常運転になり、私はシャワーを浴びて 部屋着になった。

課長に借りた Tシャツとハーフパンツを早く返す為に洗濯して ベランダに干した

はぁ…昨日から 凄まじい展開と気持ちの誤差に凄く疲れ、私はソファーで寝ていたみたいだ…

電話の着信音で 目が覚める
「はい。」

「優那。寝てたのか?」

「///あっ清水課長…お疲れ様です」

「俺の名前は?」

「///碧斗」

「///仕事以外はそう呼べよ、わかったな…今から 帰るからお利口さんで待ってろよ…」

また とんでもなく無茶ぶりな事を命令する私の上司…

だって 色々おかしな事になってるし、私の人生のスキルでは 到底理解不能な事態に陥ってるはず…

このままでいい訳ではないけど、どうしたらいいかもわからない…

これから私はどうしたらいいのか 教えて欲しい…











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