* allergenic *
ディナーを堪能した後 清水課長は 車で夜景が綺麗な 山の頂上に連れて行ってくれる…

だけど 途中の山を登るカーブのクネクネ道で 私はちょっと気分が悪くなる…

「おい優那どうした?」

「あの…車酔いしたみたいで、ちょっと気分が悪いです…」

「窓を開けて、座席を倒して横になれ。それと、遠くの方の景色を見とけよ」

清水課長は いつだって冷静だ…暫くして ちょっと開けた場所に車を止めて 出て行った。

ガチャ…助手席のドアが開き 清水課長が水のペットボトルを持っている

「優那、これを飲んでおけ。本当は氷がいいんだけど 流石にここにはない。これで代用しろ…」

ギャップを開けて 私に渡してくれた。受け取り 冷えた水を少し飲んだ

「ありがとうございます。さっきより マシになって来たと思います」

「そうだな、顔色も良くなったみたいだし…暫く 横になっとけ…今から家に戻るから」

「え?夜景は見れないんですか?」

「お前なぁ…そんな気分で夜景はないだろ?
また 連れて行ってやるから 安心しろ…」

「///約束ですよ…」

私は清水課長の手を取り 指切りげんまんを強引にする…

「///おい、お前さっき俺が言った事 もう忘れてるだろ?」

さっき言った事?

「もっと男を警戒しろ。じゃないと…」

ぐいっと そのまま手を引っ張られ 抱き締められた…えっと、清水課長が私に覆い被さる形に抱き締められている

「ほら、直ぐに襲われるぞ…」

ドキン、ドキドキ…やだ聞かれちゃう…

「///やだ離して…」

「///嫌だ離さない…暫くこうしていたい…」

「//////」

「///キスしたい…」

「///や、だ…」

清水課長の甘い匂いが ふあっと強くなって 唇を奪われる…

///あぁ私は嘘つきだ…
清水課長とずっと このままでいたい…

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