* allergenic *
ポロポロと涙が出る…
私は自分でもどうしたらいいか わからない…

「優那は俺が嫌か?」

ふるふると頭を横に振る…

「抱かれるのは嫌か?」

コクコクと頭を上下に振る

「そっか…」

「///気持ちが見えないから、いや…」

「…」

それは…私と碧斗の間にある見えない境界線であり、ここから先は 入ってはいけないという拒絶を意味する

いつも 碧斗は肝心なところで 踏み込ませてはくれないオーラを惑い 私を拒否する

そんなんじゃ いつまでたっても誰も あなたを理解しないじゃない…

「気持ちが見えたら 抱いて下さい///」

「///なっ…お前」

フフ…私かなり大胆な事を言っていると思ったけど、本当にそうだから仕方ない…

「今日は帰って下さい。お互いの為にも…」

「わかった…そうする。じゃあ お疲れ…」

「お疲れ様です…」

パタンと扉が締まり、私はその場に崩れ落ちた…


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