好きになっちゃったら仕方ないじゃん。


教室に着くと、ドアがしまってる。

そんなのお構いなしに、秀夏がドアを開ける。

「おっはよ〜ん!
今日からよろしくね!」

「「おはよ〜
あ、しゅーちゃんだ!」」

「あやちゃん!
よろしくねぇ!」

いつも通りなんだけどさ、一応、初対面なんだけど。

まぁ、お仕事で一緒になった人もいるだろうけど……

って、

「あー!!」

「彩菜?
何を叫んで……

って、初対面の人に指ささない!」

あ、やっちまったぁぁぁ。

「ごごめんなさーい!!」

そう言って席に着いた、けど。

「おい、お前、さっきぶつかったよな?」

「ひ、人違いじゃ……」

馬鹿だ。
素直に謝ればよかった……

「嘘はよくないよ?
あーちゃん。」



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