秘密の恋
「なんでそんなこと聞くの?笑」


「今後の参考に?笑」


ニカッと笑う優馬くん。


ドクンっと心臓が高鳴ったのが分かった。
その瞬間


【あ、イイなぁ】


そう思った。


冬馬と出会って落ち着いていたハズの悪い癖が
今になって出てきた。


「冬馬と結婚したのは
一生、彼を支えたいって思ったから。
彼との子供が欲しいと思ったから。
参考にならないでしょー笑」


「なんか…いいな、そういうの」


ふとした優馬くんの顔にドキッとした。


【好きかも】


もう手遅れだった。
この気持ちは勘違いじゃない。


私は優馬くんが好きだー・・・
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