秘密の恋
仕事が終わり、
買い物をせずに家に帰る私。


すると、うちの玄関に
座り込んでいる人影が…


「あ、あの…」


顔を上げたのは優馬くんだった。


「あ、鍵なかったんだったね
ごめんごめん」


「変な人に思われちゃったかもな(笑)」


ガチャッ…


「はい、どうぞ。」


優馬くんはすぐに家に入ると
トイレに直行した(笑)


それから私と優馬くんは
冬馬が帰ってくるまで
お茶を飲みながら
他愛ない話をした。


その間も何度も目があって
その度にドキドキしたり
嬉しくなって自然と笑顔になったり…


多分、端から見れば
恋する乙女の顔になってたんじゃないかな。


だって素直に嬉しかったんだもん。


彼と二人でいること
目を見て話せること


今の私にはこれが幸せに思えた。
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