秘密の恋
そして、ついに木曜日…。


待ち合わせの場所に
10分ほど早く着いた私。
だけど、彼はもう来ていた。


「お待たせーっ。待たせてごめんね。」


「いや、さっき着いたから大丈夫。
じゃ、行こうか」


私は優馬くんの隣ではなく
斜め後ろを歩く。


「どうしたの?離れて歩いて」


「いや、他人から勘違いされても
お互いに困るから」


「いやいや、それだったら
一緒にいることからマズイでしょ(笑)」


優馬くんの意図が分からなかった。
勘違いされてもマズくないから
一緒にいるの?


「さーて。チーズケーキ食ったる!笑」


気づけばお店に着いていた。


私は色んな種類のスイーツを食べ
優馬くんはひたすらに
チーズケーキを食べていた。


お腹も満たされたところで
私は話を切り出した。
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