秘密の恋
今はしんみり一人でいたい。


優馬くんが追いかけてくるハズもないし。


家に着くなり
YouTubeで失恋ソングなんか流して
ソファでしんみりしていた。


ピンポーンー…


冬馬だと思い、確認せずドアを開けた。
そこには優馬くんがいた。


「なんで?」


「バイキング代」


と、ぶっきらぼうにお金渡してきた。
私は無言でお金を受けとる。


「それと、さっきの話
ちゃんと聞きに来た。」


腕時計を見ると
冬馬がそろそろ帰ってくる時間を差している。


「もうすぐ冬馬が帰ってくるから
今は無理。
ていうか、さっきのこと気にしないで」


私は彼の顔が見れなかった。
ずっと下を向いていた。


「だったら、いつなら大丈夫?
ちゃんと話、聞きたいんだ」


「いつって言われても…」


「お前ら何やってんの?」
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