秘密の恋
結局、あれから
冬馬から何も聞かれず
私から何か言うわけでもなかった。


冬馬が寝付いてから
私は優馬くんにLINEをした。


『冬馬に怪しまれたくないから
必要以上に家に来ないで。
それと、さっきのことだけど
今度、ちゃんと話すから』


既読はすぐ付いた。
少し待つと優馬くんからの返事が来た。


『今度っていつ?
気になって寝れないんだけど(笑)』


この返事を見る限り
いつもの優馬くんなんだろうな。


『ずっと気にしてたら?笑』


だから、私もいつも通りの返事をした。


可愛く気取ったって
彼に響かないのは分かってたから。


『可愛くねぇの(笑)』


『可愛くなくて結構ですーっ』


ほら、いつも通り。
< 44 / 120 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop